ジムのマッチョはみんなリストラップを巻いてるけど、あれってつけた方がいいのかな?
今回はこんな筋トレ初心者によくあるリストラップの疑問について解説します。
✅リストラップの正しい付け方と付けるメリットがわかる
✅リストラップについての知識が付き、今後の筋トレのパフォーマンスがあがる
結論からいうと、リストラップを装着することで様々なメリットが得られる一方で、デメリットもいくつかあります。
また、正しい付け方を覚えないとケガに繋がったり、かえってパフォーマンスを低下させてしまうので、この記事を読んでしっかりとリストラップの知識を身に着けていってください(^^)/
リストラップを巻くメリット
リストラップを巻くメリットは以下の通りです。
- 手首のケガを守る
- 手首が固定されフォームが安定する
手首のケガを守る
リストラップを巻くことで、手首のケガを守ることができます。
筋トレを始めたてのころは、ダンベルやバーベルも軽い重量しか扱えないためそこまで手首にかかる負担は大きくありません。
しかし、扱えるダンベルやバーベルの重量が増えてきているのであれば、リストラップの使用を検討しましょう。
特に、ダンベルプレスやベンチプレスなどのプレス系の種目は手首にかかる負荷が大きく、バランスを崩すと大けがに繋がる可能性もあります。
手首が固定されフォームが安定する
リストラップを巻くことで、手首が固定されフォームが安定します。
手首の可動域をあえて制限するため、重たいダンベルやバーベルでも安定して挙上することができます。
また、バランスを保つことに意識や力を使わずに済むので、挙上回数が伸びたり重量UPにつながるのもメリットの1つです。
リストラップは目安として、ダンベルプレスなら片手20kg、ベンチプレスなら60kgを扱えるようになったら使い始めましょう
リストラップの正しい巻き方
リストラップは以下の手順で装着します。
- サムループに親指を通す
- 手首に巻きつける(ややきつめ)
- マジックテープにしっかりと固定する
- サムループから親指を外す(どちらでも可)
1.サムループに親指を通す
まず初めに、サムループと呼ばれる輪っかに親指を通します。
このとき、表裏が逆にならないように注意してください。
必ず、手のひらから手の甲に向かって巻けるようにサムループに親指を通しましょう。
2.手首に巻きつける
次に、手首に巻きつけていきます。
このとき、リストラップをしっかりと伸ばしながら少しきつめに巻きつけてください。
リストラップが緩いと、手首の保護ができず、フォームの安定性も期待できません。
3.マジックテープにしっかりと固定する
巻き終わったらマジックテープにしっかりと固定します。
なるべくテープ全体を貼るようにしましょう。
一部分だけ付けたり剝がしたりを繰り返していると、その部分の劣化が激しくなり、最悪の場合トレーニング中に外れて事故につながる恐れがあります。
4.サムループから親指を外す(どちらでも可)
最後にサムループから親指を外すのが正しいリストラップの巻き方ですが、これは付けたままでも構いません。
サムループに親指を入れていると違和感を感じるのであれば、外すようにしましょう。
こちらの動画でも、リストラップの巻き方をわかりやすく解説しているので是非参考にしてみてください。
リストラップを巻くデメリット
リストラップを巻くメリットは理解できたと思いますが、リストラップを巻くことで生じるデメリットもあります。
リストラップを巻くデメリットは以下の通りです。
- 手首の筋肉が鍛えられない
- 手首の柔軟性がなくなる
- グローブとの併用ができない
手首の筋肉が鍛えられない
リストラップを使うことで、手首の筋肉が鍛えられないというデメリットがあります。
重たいダンベルやバーベルを扱うとき、腕の力だけでなく手首の微細な筋肉まで本来は使われています。
しかし、リストラップを使うことで手首の動きを制限してしまい、本来使われる筋肉の成長を妨げてしまいます。
その結果、リストラップを使わないトレーニングでのパフォーマンスが落ちる可能性があります。
手首の柔軟性が落ちる
リストラップを使うことで、手首の柔軟性が落ちるリスクもあります。
リストラップは常に一定の角度で手首を固定しているため、筋肉がその角度に慣れてしまいます。
その結果、リストラップを外してトレーニングをしたときに、不意に挙上のバランスを崩したときなど大きなケガにつながる恐れがあります。
グローブとの併用ができない
リストラップを使うことで、トレーニンググローブとの併用ができなくなってしまいます。
トレーニンググローブは、手のひらを保護するほか、グリップ力も高まり動作の安定性にもつながります。
トレーニンググローブが使えないと、手豆ができてパフォーマンスに影響がでたり、手汗で滑ってダンベルやバーベルを落下させてしまう危険性もあります。
- 軽い重量を扱うときはリストラップを外す
- 日ごろから手首のストレッチをおこなう
- プレス系とプル系(引く動作)の種目でリストラップとグローブを使い分ける
リストラップを正しく使って筋トレのパフォーマンスを上げよう
いかがだったでしょうか。
リストラップは、正しいタイミングで正しい使い方をすれば筋トレのパフォーマンスを上げる頼れるアイテムになります。
しかし、リストラップに頼りすぎるとかえって本来のパフォーマンスを落とすことにつながりかねません。
リストラップを使い始めるときは、正しい使い方と正しい頻度を守って筋トレのパフォーマンスを向上させましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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